キャベツはぼたん品種改良・種苗販売
岳陽(がくよう)
GAKUYO F1
黒腐病、萎黄病に強く裂球が遅い
冷涼地・高冷地・中間地・暖地〝やわらかキャベツ″

AT6A-02.TIFF

YR/65~68日

特性
  • 高冷地、冷涼地の初夏まき、夏秋どり、平暖地の夏まき、秋どりに適した寒玉と春系の中間種。
  • 萎黄病抵抗性で、黒腐病、球底部のすす症にも強い。
  • 株張りは中位、草姿はやや開張性で密植適性が高い。
  • 球は明るい緑色の扁円で1.4~1.5kg程度に肥大する。裂球は特に遅いので、在圃性があり、収穫期の幅が広い。
  • 葉質は寒玉よりやや柔らかく、食味がよい。

栽培の要点・注意
  • 低温期の結球性、耐寒性は寒玉より劣るので、定植の遅れに注意する。
  • 育苗中の根細症、本圃での菌核病、株腐病の予防に努める。
  • 元肥が多いと草勢が強まり、しまりが劣るので、初期生育を抑え気味に作る。また、追肥の時期が遅く、長効きすると裂球が早まる。

適作型
高冷地 :5月上旬~下旬播種、8月中旬~9月の収穫が最適。65日位で熟期に入る。4月下旬播種では甲高、年によって少しとがり玉になることがある。
平暖地 :7月後半~8月始めに播種、11月収穫が最適。春まきもできるが、収穫期が多湿期のため、菌核病や腐敗に注意する。秋まきはとがり玉になるので適さない。

標準作型図
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